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2010年01月30日 (土) | 編集 |
早朝の鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
の給餌場ではデントコーンが撒き始められていました。
気温が高くなってくるとねぐらから一羽二羽とタンチョウ達がやってきます。

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鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
数十年来の野鳥の会の会員としては長い間訪れたいと思っていた野鳥保護区です。
右が伊藤サンクチュアリのビジターセンターとなっている建物で
10月~3月の午前9時~午後4時30分オープンしています。
日本全国より寄せられた募金で建てられた施設で
私も20年前にはバードソンなどを通して寄付をした事を懐かしく思い出しました。
日本野鳥の会のレインジャーが常駐しておりタンチョウはもちろんのこと道東の自然に関して説明してくれます。
スライドショーや子ども達がタンチョウに親しむための教育プログラムもあります。
無料で暖かい部屋やトイレが使え資料も見られますので行かれたら寄られると良いでしょう。

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ここでちょっと鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリのご紹介

鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリの名称はタンチョウサンクチュアリ生みの親、
伊藤良孝さん(1919~2000)のお名前を冠しています。
伊藤さんは酪農の傍ら1966年(昭和41年)からタンチョウに給餌を始め、
その後北海道の委嘱でタンチョウ給餌人(1968年~1996年)、
タンチョウ監視人(1981年~2000年)を務め、タンチョウ保護を支えました。
1987年には(財)日本野鳥の会と協定を結び、土地を提供し、
鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」が開設されました。
 81年の生涯の半生をタンチョウの保護活動に尽くし、
サンクチュアリはタンチョウ保護の現地活動拠点となりました。

給餌場に飛来するタンチョウは当初の1つがいから現在では最大で300羽になっているそうです。
Shirokumaさんが30年近く前に訪れたときはたったの20羽前後ほどだったそうです。
現在は釧路湿原を中心に1000羽以上のタンチョウが生息し安定してきているとのこと。
この千羽というのは絶滅の危機を脱することができる境界線だそうです。
たくさんの人の感心と協力、スタッフの何十年もの地道な長い努力が実ってよかったな~。

タンチョウが増えたら増えたでまた新たな問題が出てきたり
保護のさらなる段階へのプロジェクトも考えられていて
関係者達の仕事は一層重要な物へと質も量も増えているようでした。

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ビジターセンターのバードフィーダーに来ていたエゾアカゲラです。
北海道のアカゲラは本州の物に比べて白がクリアでアカゲラの亜種ということになっています。
ビジターセンター近くの住宅周りをウロウロしていたキタキツネ。

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給餌場の向こうに通っている農道を渡ってくるタンチョウ達を見に行くと
道路を歩いて渡っている子達もいました。

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青空に白く輝く羽根は本当に美しいですね。

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午後遅くなるにつれてタンチョウ達の数は増えていきます。
仲良く夫婦二羽で連れ立って散歩する姿が目立ちます。

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三時から四時頃がピークでしょうか。
しきりにあいさつ、おしゃべり、が交わされます。
ビジターセンターのカウント掲示板によると今日は160羽前後が観測されたようです。

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日が傾いて気温が少し低くなってくるとねぐらへか飛んでいく群が増えてきて
タンチョウの数もカメラマンの数も減ってきます。

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もう少しタンチョウの写真が見たい方はflickrにたくさん画像が置いてあります。


日本野鳥の会の野鳥保護区は釧路湿原ばかりではありません。
タンチョウの生息地を中心に全国にこれだけあります。
まだまだ開発から守らなければいけない土地はたくさんあり土地の買収を進める必要があります。
野鳥保護に興味のある方は下記をのぞいてみて下さい。
日本野鳥の会の寄付金制度
Yahooの募金サイト

私はいつか本州にもタンチョウが飛来するような日が来ることを祈っています。


コメント
この記事へのコメント
34年前
タンチョウを見に行ったのは34年前でした。
まだ、小さな小屋があるだけで人も少なかったですねえ。
帰りのバスがとっても不便で始めから帰りはヒッチハイクの計画で、、、若かったですねえ。  結局チップ満載の11トントラックに乗っけてもらいました。  その時に撮った写真は粒子の粗い白黒でした。 なっつかし!
Shirokuma
2010/02/18(Thu) 11:41 | URL  | Shirokuma #-[ 編集]
Shirokumaさん
その時の写真てまだ日本の倉庫に入っているわね~
あの写真のおかげで私の中でタンチョウはずっと白黒イメージだったのですが
本物を見てやっとタンチョウのイメージが天然色になりましたわ^^;;;
2010/02/18(Thu) 21:43 | URL  | アップル #9LpUWCrY[ 編集]
タンチョウのダンス
アップルさんのカメラで撮って来た画像を連続で見せてもらった時は
パラパラ漫画のようにタンチョウのダンスが見られて
それがとってもきれいで嬉しかった(^^)
北海道のアカゲラは本州のアカゲラより白がクリアなんですね。
それ、いつもO-chanちにやってくる画像を見て
なんかお腹が白くないなぁ~と思っていたんですが納得!
北海道のアカゲラが亜種なんですね。
2010/02/18(Thu) 21:53 | URL  | alchemilla #-[ 編集]
タンチョウって
知ってたつもりでしたが、なんか薄汚いイメージあったんですけど;
こんなにもクリアなキレイな鳥だったって 驚きました。e-451
頭の赤も こんなにも絶妙な赤だったとは・・・v-343
羽根先の曲線カーブの連続は 美の極致だと思いますワ。
2匹が絡み合ってる画像とか、連続して飛んでる画像 最高ですe-287
空も晴れ渡ってるし、アップルさんの激写っぷりが目に浮かびます。

いやほんと タンチョウ 認識変わりましたe-446

2010/02/18(Thu) 22:35 | URL  | 0-chan #-[ 編集]
alchemilla さん
あの連続画像はおもしろかったよね。
お高いカメラのマシンガンのような連写スピードだったら
スムーズな動画が撮れるって分けですね。
ノートの端っこでタンチョウ描いて遊びたくなっちゃいました。

亜種の扱方は今一良く分からないのですが
タンチョウにも「北海道郡」と「ユーラシア大陸郡」の2つがありますが
こちらは亜種ではなく生物学的に同一の物らしいです。
2010/02/19(Fri) 23:06 | URL  | アップル #9LpUWCrY[ 編集]
O-chan
>なんか薄汚いイメージあったんですけど
って一体何処で見たんだか^^;;;?
きっと昔動物園で飼われていたのを見たのかも知れませんね。
野性動物は飼われた途端に魅力が半減します。
ほんとの姿は自然の中でしか見られないのは当然なのですが
日本の動物園ってどうしてああ管理が悪いのかしら?
今はかなり良い動物園も増えてきていますが、、、
2010/02/19(Fri) 23:27 | URL  | アップル #9LpUWCrY[ 編集]
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